〜最後の希望をつなぐ挑戦〜

――その血が、途絶えてしまう前に――

名スプリンター「カルストンライトオ」の血脈と、
「ゴドルフィンアラビアン直系」の希望を未来へ。
最後の1頭「カサマツノライトオ」の血統を、繋ぎとめる。

■ はじめに

私は、「カサマツノライトオ」という牡馬の馬主です。
この馬は、2002年のアイビスサマーダッシュ(GⅢ)で、日本最速クラスのラップ「9秒6」を刻んだ快速馬・カルストンライトオの、現役最後の牡馬産駒です。

さらに、ゴドルフィンアラビアン(バルブ)直系という、極めて希少な父系に属しており、
現在この血筋は、日本国内に「クリノアドバンス」と「カサマツノライトオ」のわずか2頭のみ。
カサマツノライトオは、この血統を未来へとつなぐ“最後の希望”なのです。

■ 突然の引退

カサマツノライトオは、2021年に笠松競馬場でデビューしました。
これまで33戦を重ね、2025年には6歳となり、種牡馬入りを目標に現役生活を続けていました。

しかし、2025年4月6日、ゲート不良により競走除外となり、90日間の出走停止処分を受けることに。
また、鞍上の柴田騎手にも怪我を負わせてしまい、関係者の皆さまには深くお詫び申し上げます。

この出来事を受け、現役生活を断念せざるを得なくなりました。

■ 血をつなぐ、最後の挑戦

カサマツノライトオは、気性が荒く、馬っ気も強いため、乗馬としての転用は現実的ではありません。
このままでは、彼の命も、貴重な血統も、ここで断たれてしまう――。

その現実に打ちのめされ、私は深く悩み、眠れぬ日々を過ごしておりました。
しかし、
「もう二度と、後悔はしたくない。最後のチャンスに懸けたい。」
そう心に決め、カサマツノライトオの種牡馬入りを目指すことをしました。

<種牡馬として、産駒を抱えるため、およそかかる費用>です。

(合計およそ500万円)
・北海道への馬運車代:15万円
・種牡馬の預託料:月20万円x12ヶ月=240万円
・種牡馬登録の手続き代:10万円
・繁殖牝馬1頭の購入費:55万円(税込み)
・繁殖牝馬1頭の預託料:月15万円x12ヶ月=180万円

 

ゴドルフィンアラビアン(バルブ)の直系、そしてカルストンライトオの父系の血を後世に残すため、カサマツノライトオの種牡馬入りを目指しています。

ご不明点やご質問などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします。

リターン一覧
  • 商品5.
    【支援者カード+種牡馬公式リーフレット】
    応援金額:10,000円

Q&A

Q. クラファンで馬運車代だの委託料云々書いてたからクラファン集まらなかったら委託せずに...と思ったけど もう牧場に向かってるからそこは乗り越えてはいるのね

 

A. 今春、種牡馬入りすることを目標に、登録の手続きを進めております。目標とする金額の全額が、クラファンで集まらなかった時も、種牡馬入りが実現できますよう、知恵と工夫を重ねて、5月も進めて参ります。

引続き、応援を宜しくお願い申し上げます。

 

 

Q. 返信あるかもなら気になる疑問置いておこうカサマツノライトオを送り出すのを惜しんでやめたのは自分の持ち馬が可愛いから?それともゴドルフィンバルブの数少ない後継だったから?後継じゃない牝馬だったら送り出してた?

 

A. 先に回答を書きます。「ゴドルフィンバルブの数少ない後継だったから」です。

他の血統や、牝馬ならば、繁殖入りは難しかった馬です。この馬が、ゴドルフィンバルブの後継の牡馬のため、何としても、気性に問題があるとしても、種牡馬入りを叶えて、後継となる馬を残したいのです。

 

 

Q. どっちもじゃないかなスーパーホーネットが好きだと言う気持ちで数少ない産駒を自己所有して種牡馬にしたくらいだし、カルストンライトオとその子も似たような感じかなぁと

 

A. スーパーホーネットの牡馬産駒、ハイパーホーネットの時は、クラウドファンディングを行わず、自己資金で種牡馬登録をしました。1頭でも交配をして、後継の牡馬が誕生する可能性を模索しました。

この時、多くのことを学びました。1頭でも多く、交配することが出来れば、牡馬誕生の可能性は高くなります。今回、クラウドファンディングを実施しましたのは、この時の学びを活かし、まずは次の世代に繋げたいです。

 

 

Q. Q&Aに書いてあるけど繁殖牝馬は購入ではなく腹貸し(お金払って種付け種牡馬指定してその子を買い取るやつ)にするそうだぞ1年限りの種牡馬入りと書いてあるのに繁殖牝馬購入するってその後の牝馬どうすんの?カサマツノライトオの為って名目で今後も繁殖に使える牝馬の数増やそうとしてない?って疑問だったから腹貸しにするのは良かったわ

 

A. 仰るとおり、今回は1年限りで、お腹を借りることを考えております。必ず1頭、出来ることならば、2頭です。

 

Q. この人結構有名人で前からこういう感じで馬主やってるよね?ここでもよく話題になってたような気になるところはあるけど思ったより批判多くて驚いたわ見通しの甘さは見えるかもしれないけど少なくとも上で出てるような金目的ではない人だと思う

 

A. 有難うございます。唐突に種牡馬入りを決めました為、見通しの甘さが、多くの皆様より、ご指摘を頂いております。誠に申し訳ございません。特に支援を頂きました皆様と、良いコミュニケーションを深め、改善に努めます。

 

 

Q. 気性が荒すぎて乗馬になれないんか

 

A. 多くの競走馬が、引退時に「乗馬」として引き取られます。実際に、乗馬となることができるのは、去勢後に、競走馬から乗馬へのリトレーニングが成功した馬のみで、全頭ではなく、特に気性が荒い馬は、難しいと思います。そして、乗馬に出しました時点で、去勢をされます為、血統が残る可能性は無くなります。

 

 

Q. ゴドルフィンアラビアン及びカルストンライトオ直系の血を繋ぐのが目的ということは、ゆくゆくはカサマツノライトオ産駒から種牡馬を出さないといけないのではクラファンの500万は一年分の目算だろうけど、産駒に牡馬が出なかったらどうするんだろ

 

A. 種牡馬登録は、1年毎の更新です。現時点で、種牡馬登録は1年限りの予定です。カサマツノライトオは、種牡馬の役目を終えました後、養老馬として余生を送ります。産駒に牡馬が出なかった場合は、翌年以降、再度、種牡馬登録を考えます。まずは、今春の種牡馬入りが実現し、来春、牡馬が誕生することを祈ります。

 

 

Q. 前置きとして疑問に返答してもらえる可能性があるならば、疑問を書いてみようという感じなので、夢の否定をする意図は全くないという上での書き込みと言わせて頂きます

夢があることには間違いないけれど多くの人にお金を出させるには足りないのではと思ってしまいます

 

A. ご指摘のとおり、クラウドファンディングでは種牡馬に関わる全額を集めることが難しい為、残りは、馬主が負担致しまして、種牡馬入りを実現させたいと考えております。

 

Q. 収益の上げ方もアイドル性が限定的には伝わるアイドル的グッズと、簡単に赤字になり得る現役競走馬の賞金の二点という、安定とは程遠いとしか想像つかないよう(に思える)な方法だけで安定した運営のできることを示せるものはありますか?

 

A. 馬グッズからの収益は、補助的な為、私の本業の収入での資金を主に使わせて頂きます。

 

 
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Q. 現状を外野から見た時、資金の工面に難儀していそうな面も見ている分、サイアーラインを保護するほどまで長く繋げるには、甘く見積って1頭が精一杯に見えてしまいます

 

A. 当初、繁殖牝馬の購入を考えておりましたが、現実的に1頭が精一杯のため、今春は、新たな繁殖牝馬を購入せず、お腹を借りることを考えております。少しでも血統が繋がる可能性を高めたいと、いつも考えております。

 

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Q. “リアルホース”を購入する資金を有価証券などの維持費のほぼかからない低リスクの資産運用で堅実に増やすという方法を取らなかった理由(または公表しなかった理由)もできれば知りたいと思います

 

A. リアルホースの方が、短期的に見ましても、利益が高いと判断しました。リスクを取らないとリターンは生まれず、実際にリアルホースの方が、有価証券などの低リスクの資金運用よりも、利益が出ております為、努めて参ります。

 

 

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Q. ぶっちゃけ実績はあるアルヴケールなど欧州の種牡馬引っ張ってくるほうが良いのでは…?

 

A. 他国から種牡馬を輸入することは、購入の費用に輸送費と合わせまして、何倍もの資金が必要です。まずは、日本国内の血統を残すことに注力しております。

 

 

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Q. 今回のクラファン自体に関しては特に意見は無いけど、前から見ててこれだけ多くの名馬の血統を繋げようとしてるのは頭が下がるし、オグリマックイーンなど結果出してるのもすごい

ただ、1頭の余生の保証ならまだしもサイアーラインを繋げるとなるとやはり不特定多数のクラファンを資金源に見込んで何年、何十年も賄うのは持続可能性が極めて低いと思うので何頭もの馬主をやられてるほどの人に失礼な話だけど、本人か個人的なスポンサーから(特にこういう不慮の時にも)安定した資金を捻出できる状態でないと1ラインごとの持続可能性が低くなってしまうのではないかと心配

 

A. 何年、何十年も賄うのは、持続可能性が極めて低いこと、仰るとおりです。

安定した資金を捻出できる状態となりますように、本業と馬主業の両面を努めて参ります。

 

 

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Q. ぶっちゃけそういう一口クラブとかにしちゃったほうが良いくらいには手広げすぎだしクラファン頼りすぎだよなぁ...ってのは思う

 

A. 昨年、一口クラブの設立も視野に入れまして、担当者様との打合せを繰り返し行いました。新規設立には、相当な時間を要しまして、まずは中央競馬で認められないと、地方競馬を限定した一口クラブの設立は不可能と理解しました。クラファンと一口クラブ以外の有効な方法がございましたら、教えて下さい。

 

 

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Q. 零細血統やファン血統を継続支援できる一口クラブでもあればいいんだけどな

 

A. 一口クラブを、新規に設立することが難しく、既存の一口クラブは、収益化を前提に運営されております。

クラウドファンディングと馬のグッズ販売が、馬主資格を保有しない方から支援を頂ける方法と考えます。

 

 

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Q. 競馬は血を残す事が使命じゃねぇんだよ「優秀な血を繁栄と淘汰を繰り返して残す」事なんだわ。零細を「保護」したけりゃ「自力で」すりゃいい。他人から金集めてまでやる事では無い。それは本質からの本末転倒でしかない。勝てる、優秀な馬作りという本質概念から既に目標が外れてんだろアレらは。同意は一切できない、ギンザグリングラスは地方条件戦で数頭走れる馬出してるけど他はちょっとな。

 

A. 競馬に対しての価値観が、人それぞれであり、皆様の価値観を大切にしていきたいと思います。

実際に競馬界にも、零細血統の馬を「絶対に走らないから」と、血統表から判断の上、断られる牧場さんも、厩舎さんもあります。零細血統の馬が、現役のレースで結果を出すことが出来れば、見方が変わると思います。

今、現役で走っている馬が、より良い結果を出すことが出来ますよう、引続き努めて参ります。

 

 

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Q. 父系保護なら父系保護の役に立たない牝馬は早めに手放すとか出来ないのかな

血統保護のためのドリームホースも半数以上が牝馬だし手放せば繁養費用に困るなんてこともないと思うが

上でも言われてたけどやっぱあれもこれもで手を広げすぎて首が回らなくなってる気がするよ

 

A. 牝馬が産まれた時を考慮し、幾つか産まれた後の選択肢がございます。まず、100%全て自己所有ではなく、共有して頂ける馬主様を募集致します。この募集時に、「将来、種牡馬・繁殖を視野に入れており、引退時、買い取らせて頂きます」と明示します。もしくは、当歳の時点で、庭先で買って下さる方を探すことも1つです。

牝馬だから、絶対に所有しないという考えはなく、実際にハイパーホーネットの仔馬は所有しております。

 

 

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Q. 好きの反対は無関心、なんていうけど 所謂「父系保護」をしようとする人達を競馬にとっての害とまで思ってる人見かけるんだよな 牝馬数頭がそういうところに回ったところで良くも悪くも競馬界自体に害を与えられるレベルの影響力ないのに

 

A. 確かに「父系保護」を志しますと、それが「競馬にとっての害である」という価値観に出合うことが、よくあります。これは、根本的な競馬に関わる価値観の違いであり、その価値観はそれぞれが大切にすべきことだと思います。

仰るとおり、競馬界自体に害が与えられるレベルの影響力はないです。